【株式会社串カツ田中】2017年11月期4Q決算説明資料(2018年1月19日)

株式会社串カツ田中の2017年11月期4Q(9月~11月)決算説明資料です。

主幹事証券会社 大和証券
証券コード 3547
東証マザーズ 2016年9月14日 –

2017年11月期4Q決算説明資料

目次

2017年11月期 業績

店舗推移

店舗数は順調に拡大して、166店舗に。(26.7%増)

店舗数

新規出店計画の40店舗には届かなかったものの、38店舗の新規出店。内訳を見ると、業績インパクトの大きい直営店は16店舗予定のところ、20店舗出店と125%達成。

エリア別店舗数

店舗の内訳では、直営店は関東を中心に展開し、FCで全国(海外含む)をカバーする形に。

現状の業績動向(ハイライト)

前年同期比で売上高39%増、経常利益27%増。既存店売上をキープしながら、新規出店で業績を伸ばす。

現状の業績動向(ハイライト・前期比較)

利益構造は前期から大きく変わらず、販管費は本社費(主にSV・マネージャー)の増加でやや伸び率が高いが、経常利益率10%近くをキープ。

現状の業績動向(売上高内訳)

前年同期比39.2%の売上成長のうち、直営店売上の寄与が28.3ptで残り10.9ptがFC店舗(売上高+ロイヤリティ収入+その他売上)の寄与。ここの比率も2Q時点からは変わらない。

既存店売上高前年比推移

予算上は、既存店売上は2%減で計画しているが、上半期は前年と同水準をキープしている。

11月は全社的に期末の追い上げやったんだろうな。。

現状の業績動向(経常利益)

2015年11期と2016年11月期の新規開店店舗の利益増加分で、本部人件費・採用費・広告費の増加分を補う構造。

現状の業績動向(ハイライト・予算比較)

売上高・経常利益ともに通期予算を達成。既存店売上を98%で読んでいたところ102.7%だったこと、直営店の出店数が予算を上回ったことが要因。

現状の業績動向(貸借対照表)

1Qで投資有価証券443百万円を取得していた。。

現状の業績動向(キャッシュ・フロー 主な内訳)

株主還元

2Qでは「未定」だった配当予定が復活した。

2018年1月19日時点の株価(終値)は3,965円。

株主還元

2017年10月13日の定時開示にて、株主優待の内容を変更(今回も株式分割とのセット)

(参考)四半期業績の推移

2018年11月期見通し

出店計画

前年は直営店16店舗、FC24店舗の合計40店舗だった出店計画を、今年度は、直営店30店舗、FC25店舗の合計55店舗の出店を計画。

2018年11月期 連結業績予想

2018年6月1日よりHD体制に移行するので、連結決算に。既存店売上は約99%前提へと変更。経常利益率は8.8%と10%を下回る予想。

2018年11月期 重点施策

2018年11月期 重点施策

  1. 新規出店の継続、出店エリアの拡大
    都心への出店、地方都市への出店及び海外への出店。
  2. 既存店の収益維持・向上
    客層別利用シーンの拡大。
  3. 教育強化
    串カツ田中アカデミーの開校。串カツ田中研修センターの設立。
  4. 組織体制の見直し
    経営と執行の分離を目的にホールディングス化。
    部門横断的な戦略を立案する経営戦略室を設置。

①新規出店の継続、出店エリアの拡大

クラーク・キー店(シンガポール)

串カツを日本を代表する食文化とするという目標の第一歩として、アジア展開に豊富な知見と経験を持つSFBI(Asia-Pacific) Pte.Ltd とフランチャイズ契約を締結し、アジアのハブであるシンガポールに出店。串カツのアジアでの知名度向上を目指します。

②既存店の収益維持・向上

客層別 利用シーンの拡大

  • 家族
    • 家族(お子様連れ)
    • 家族(中・高校生連れ)
    • 三世代利用
  • 学生
    • サークル利用
    • 男性グループ
    • 女性グループ
    • 日常利用
  • 会社員
    • 職種別
    • 男性グループ
    • 女性グループ
    • 接待利用
  • 外国人
    • 日本在住
    • 観光客(ツアー)
    • 観光客(個人)

③顧客満足度の追求

串カツ田中に関わる従業員、加盟店企業様の満足度が、顧客満足度の向上につながる。

各セクションでの満足度追及を図り顧客満足度の最大化を目指す。

④教育強化

串カツ田中アカデミー(KTA)

社員の役職別に企業理念・ホスピタリティ、部下育成・店舗管理等の約30講座を整備

串カツ田中研修センターの設立

サービスレベルを更に向上し、年間55店舗の出店を行っていける体制の構築

⑤ホールディングス化(2018年6月~予定)

近隣店舗のご紹介

店舗名 アクセス TEL 営業時間(平日)
銀座店 銀座駅・新橋駅から徒歩8分 03-6264-5094 17時~翌5時
上野御徒町店 JR山手線 御徒町駅から徒歩5分 03-6240-1994 17時~翌2時
上野6丁目店 JR山手線 御徒町駅北口より徒歩3分 03-6240-1794 17時~翌5時
水道橋店 JR水道橋駅より徒歩5分 03-6380-9475 17時~翌5時
田町店 京浜東北線、山手線 田町駅西口より徒歩5分 03-6809-3094 17時~翌2時
赤坂店 千代田線 赤坂駅より徒歩3分 03-6277-6694 17時~翌5時

免責事項及び将来見通しに関する注意事項

参考資料

沿革

2002年の創業からしばらくは通常のデザイナーズレストランや割烹を経営。2008年に串カツ田中1号店をオープンしてそこから単一ブランド展開をスタート。

当社の理念

企業理念:串カツ田中の串カツで、一人でも多くの笑顔を生むことにより、社会貢献する

目標:全国1,000店体制を構築し、串カツ田中の串カツを日本を代表する食文化とすること

事業系統図

直営店とFC店舗の2タイプがある。

串カツ田中ブランドの特徴 1/4

『串カツ田中ブランド』

  • 他店の串カツとの差別化を図ったこだわりの商品
    材料、調理の方法、味にこだわることにより、他店の串カツと差別化
  • お客様を笑顔にする接客
    商品とサービスを組み合わせ、お客様との接点を増やすことで、老若男女のお客様に楽しんでいただけるお店づくり
  • 活気に溢れる大衆的な店舗
    活気に溢れ、誰もが入りやすい、大阪下町の大衆食堂(酒場)の雰囲気を意識した店舗

串カツ田中ブランドの特徴 2/4

串カツの核となるソース・揚げ油・衣のレシピは社外秘。取締役副社長の「田中」洋江氏が父親から受け継いだ田中家の味を大阪の西成から東京に持ってきたもの

串カツ田中ブランドの特徴 3/4

FC展開だからこそ、理念の浸透・教育等は最も重要な要素。従業員が笑顔で楽しくやりがいを感じて働ける環境づくりや、社員総会イベントを実施している。

串カツ田中ブランドの特徴 4/4

  • 一階の路面店に出店
  • 間口を広くし、ガラス越しに店内の活気や賑やかな様子が外にも伝わるよう設計
  • 遠くからでも店舗が一目でわかるデザイン(大きな白いテント看板)
  • 個室や席ごとの間仕切りを設置せず開放的に
  • 誰もが入りやすい大衆食堂(酒場)の雰囲気

成長戦略

【長期目標】
全国1,000店舗体制構築を目指し、『串カツ田中』の串カツを、日本を代表する食文化に

 

【中期的な成長戦略】
持続的な成長の実現と集英危機版の強化を図る

  1. 既存店売上の維持向上
  2. 新規出店の継続、出店エリアの拡大
  3. 衛生・品質管理の強化・徹底
  4. 人材採用・教育強化
  5. 経営管理体制の強化