【株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド】成長可能性に関する説明資料(2019年3月19日)

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドの成長可能性に関する説明資料です。

主幹事証券会社 SBI証券
証券コード 4436
東証マザーズ 2019年3月19日 –

成長可能性に関する説明資料

免責事項

会社説明

会社概要

設立は2006年7月7日。

沿革

2006年7月 株式会社マスチューン設立

2012年3月 商号を株式会社みんかぶに変更

2018年11月 商号を株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドに変更

ビジネスモデル

  • B2C(メディア事業)
    当社のコア・テクノロジーである、業界屈指のAIを活用した自動生成技術と国内最大規模のクラウドインプットを活用したコンセンサス情報生成技術の両輪により高い競争力を維持しています
  • B2B(ソリューション事業)
    メディア事業で培った知見をB2B(B2B2Cを含む)にも応用。コア・テクノロジーで生成される各種コンテンツ・情報に加え、豊富な金融経済企業情報を活用し、金融機関をメインにソリューションサービスを提供しています

事業

  • MEDIA
    月間UU数:500万人+
    月間訪問ユーザー数:1,800万人+
    独自性の高い投資家向け情報サイトを国内最大規模で展開
  • SOLUTION
    取引会社:100社+
    様々な金融商品の分野で、主に金融機関向けに情報サービスを提供

ポジション

  • 金融・経済情報分野においてのマーケット・リーダー
    当社は、日本国内で「みんなの株式」や「株探」「みんかぶFX」等、複数ブランドで投資家向け情報サイトを展開しており、投資家に資するサービスの提供により、国内でのブランドを確立しています
    あらゆる投資関連キーワードの検索において、上位はヤフー(株)、(株)日本経済新聞社、もしくは当社が占める状況にあり、当社が創業されてから現在までの期間において、当社のようなポジションを新たに獲得した金融・経済情報事業者は存在しません
  • 先進的な手法により優位性と参入障壁を構築
    当社と同様の手法に拠った事業展開の実現には、クラウドインプットの収集力に加え、大量のデータ取得や自動化エンジンの開発がヒストリカルのトラックレコードとともに必要になる等、参入障壁が高い事業を展開しているところも特徴です。
    人とAIで造る独自のFintechソリューションは、証券会社、FX事業者、CX事業者を中心とした多くの金融機関にも評価され、さらに地銀、都市銀行へと顧客基盤が広がりを見せる等、当社は優位性の高いポジションを獲得しています
  • 金融業界において中立的な立ち位置
    特定の金融グループには資金構成面、売上構成面でも依存しておらず、金融業界において中立な立ち位置で事業を展開しています

特徴と強み

コア・テクノロジー

多くのデータ解析と膨大なコンテンツ生成を実現することで、従来の人に依存した情報提供の仕組みでは解決できなかった、情報の網羅性、正確性、速報性を担保することに成功しています

  • AIによる情報自動生成技術
    約10年に亘る自動生成技術の開発により、当社は従来の情報ベンダーでは困難だった広大な範囲の情報をカバーし、AIでなければ辿り着けない深度で、ユーザーのもとに1秒でも早く届けることを現実のものとしました
    自社メディアでの活用はもちろん、これらのノウハウは多くの金融機関にも有用な情報提供のためのソリューションとしてご利用いただいています
  • クラウドインプットを活用した情報生成技術
    当社は、インターネットユーザーの投稿や閲覧のデータを集約して利用するクラウドインプットの仕組みを持ち、ビッグデータの解析と瞬時にコンテンツを生成するAIを活用しながら、個人投資家のみならず金融機関向けにもソリューションパッケージとして情報提供を行っています

事業面での特徴

  • 網羅性(幅広い情報)
  • 正確性(確実な情報)
  • 速報性(瞬時に出る情報)

事業面での特徴:網羅性

約4,000社の全上場企業の情報を同水準で網羅

  • オープンサイトで提供する『株価診断』
  • 指定した銘柄についてメール配信される『みんかぶモーニングレポート』
  • 決算発表・業績予想修正・配当予想修正を対象としたニュース『決算速報』
  • 株価に関連した重要事象や株価速報の記事を配信する『株式相場記事』
  • 株式の大量保有報告書および変更報告書の速報である『大量保有報告速報』
  • 株主名から保有企業株を逆引きする『日本の株主』等

事業面での特徴:正確性

日々更新される膨大な量のデータを扱っても人的ミスが発生しない

事業面での特徴:速報性

瞬時に情報を配信

情報を取得後、当社の自動生成エンジンを利用して、瞬時に情報を配信します
例えば、決算速報ニュースであれば、各企業の決算発表からTDnetを通じて瞬時に情報を取得し、決算発表から0分で質の高い記事をどこよりも速く配信します

事業面での特徴:サービス紹介1

「みんなの株式」、「株探(Kabutan)」等、ソーシャルメディアを活用したユーザー参加型やAIを活用した自動生成型の株式情報サイト等をはじめ、外国為替や投資信託、暗号資産(仮想通貨)など、多くの金融商品を対象としたインターネットメディアを運営しています

事業面での特徴:サービス紹介2

  • みんかぶFX(外国為替情報サイト)
  • みんかぶ保険(保険情報サイト)
  • みんなの仮想通貨(暗号資産(仮想通貨)情報サイト)
  • みんかぶ投信(投資信託情報サイト)
  • みんかぶ不動産(不動産投資情報サイト)
  • みんかぶコモディティ(商品先物情報サイト)

事業面での特徴:サービス紹介3

メディアサービスで人気のテーマ株コンテンツをソリューション展開

事業面での特徴:サービス紹介4

リアルタイム相場機能、多彩なチャート機能、マーケット情報を搭載した業界標準ツール

事業面での特徴:サービス紹介5

固定電話・携帯電話からの音声通話による投資情報の配信サービス

事業面での特徴:サービス紹介6

マーケットデータと顧客データをAIにより融合し、営業員スキルを底上げを実現するロボ販売支援ソリューション

事業面での特徴:サービス紹介7

上場企業の情報を圧倒的な低価格で取得・分析・報告できるリアルタイム情報サービス

事業面での特徴:サービス紹介8

保険会社横断のデータを解析した、オムニチャネルに対応する保険ロボアド

 

意義と役割

事業展開を通じて果たしたい当社の役割は、「情報インフラを世の中に提供し続けていくこと」です

業績面での特徴

業績面での特徴

  • 再現性
    • 一過性でなく安定成長を続けるユーザー基盤による利用(広告の閲覧や課金サービスの利用)が収益源(メディア事業)
    • 自社が開発した知的財産のASP展開による初期設定費、月額利用料が収益源(ソリューション事業)
  • 効率性
    • 当社資産である、金融・経済・企業データ、AIエンジン、ユーザー基盤を活用した収益化のため、ローンチした商材のアップセルは利益に直結(メディア事業・ソリューション事業)
  • 拡張性
    • 金融・経済分野で培った情報生成技術は他分野への展開も可能

業績面での特徴:再現性

毎期80%以上をストック型の売上高で構成しながら成長
2018年3月期以降、新商材の導入が続くソリューション事業の初期売上の増加は固定収入の増加に繋がります

業績面での特徴:効率性

増収につれて利益率も向上しています

ビジョン業績面での特徴:拡張性

当社の情報技術とそれが産み出す事業場の特徴は、金融・経済分野だけでなく、スポーツ等、他分野への応用が可能
将来の業績面での拡張に繋がると考えています

大手企業との積極的な資本業務連携

当社の技術とそれが産み出すプロダクトを評価いただいた大手企業とも、昨今、積極的に提携し、シナジーの創出に向けたプロジェクトを推進しています

成長戦略

拡大するニーズへの対応

金融ソリューション分野において、マーケットの問題意識への対応ニーズは大きく、当社ノウハウを活用した新規の試みが続々登場しています

商材の拡大

株式情報からスタートした当社ですが、外部のノウハウも活用しながら金融・経済情報分野での事業領域を更に拡げていきます

広告宣伝・販売促進の開始

これまでは広告宣伝や販売促進には費用をかけてきませんでした

金融情報分野以外のニーズへの対応

当社のコア・テクノロジーを活用して金融以外のニーズにも対応していきます
スポーツテクノロジー分野での情報革命を目指します

中期的な経営目標

コア・テクノロジーとユニークな情報アセットをベースに、メディアとソリューションのポテンシャルを追求することで再現性の高い収益を拡大し、同時に効率性を向上していきます

ミッション

情報の価値を具現化する仕組みを提供する

(参考)主要エンジン概要

  • 株価分析エンジンV1(株価変動要因の検知とフェアバリューの算出)/2009~
    当社のコンテンツ自動生成の出発点です。過去の株価推移と業績推移データを処理し、各種バリュエーション手法と相関分析を自動で行うことで各銘柄の変動要因を見出し、株価分析エンジンによるフェアバリューの算出と、コンテンツ生成エンジンによる解説文章および図表の自動生成で、証券アナリストが行う株価分析の自動化を実現しました。これにより、証券アナリストのカバレッジが大型株中心となる中で、当社サービスでは中小型株を含めた、ほぼ全ての銘柄(*)に関して情報提供を行うことが可能となりました。
    (*)株価が論理的に変動していない銘柄の場合、不適切な情報が提供されないように自動的に情報提供対象から除外する制御が働いています。
  • 相場概況エンジンV1/2010~
    株式相場概況記事の自動生成と配信を開始しました。インデックスと上場全銘柄の取引状況を解析し、その日に伝えるべきことを決定。さらにユーザーが登録した銘柄の情報も織り込むことで、パーソナライズされた文章の生成に踏み込みました。
  • 株価分析エンジンV2(継続フォロー&プッシュ配信)/2010~
    株価分析エンジンV1で実現した証券アナリストによる株価分析は、当社サイトを訪問したユーザーへの情報提供を目的としていたため、結果として訪問した瞬間だけを切り取ったスナップショット的な情報となっていました。V2では、ユーザーが特定銘柄を継続的にウォッチしているということを前提に、その銘柄をフォローするアルゴリズムを追加。フェアバリューに変動があった際等に、その理由を説明することを可能としました。個別の銘柄を観察する際に、その銘柄だけに視野が偏りがちですが、比較対象となる同業種や時価総額が同規模の銘柄の値動きや業績変動まで解析し、それを自動生成した文章で説明することによって、該当銘柄の株価変動の背景に何があったかの事実を確認することを可能としました。また、これらの情報は日米市場の動向や為替等のマーケット概況と合わせて、NY市場終了後、東京市場開始前にメールで配信されます。
  • 決算情報エンジン(決算速報)/2012~
    日本の株式市場に上場する全ての銘柄の決算、業績予想の修正、配当予想の修正について伝えるために、決算情報エンジンを構築。4,000社近い上場企業の業績について漏れなく伝えることを可能としました。決算情報エンジンが24時間365日にわたって約4,000社を監視し、決算発表が行われた瞬間にデータ収集と解析を実行。文章を生成しニュースを配信するまでの取材・分析・執筆・投稿を自動化し、“たくさんの人が注目するニュースを優先的に書く”のではなく、“伝えるべきことはすべて必ず書く”を実現しました。
  • 決算情報エンジンV2(サプライズ決算)/2013~
    決算情報エンジンV1で実現した、すべての上場企業1社1社について余すことなく伝えることの次のステップとして、1日に生成される膨大なニュースから重要なものを見つけ出すことをアルゴリズム化。株価を動かすファクターとなる事前予想との差異から注目企業をリストアップし、解析と記事作成を自動化することで、数百の企業が一斉に決算発表を行った日でも、価値ある発表を見逃さない仕組みを構築しました。
  • 株価分析エンジンV3(多言語化および解析情報量の拡充)/2015~
    伝えるべきことは、価値ある情報。そのための手段に言語があり、誰に伝えるかが設定されることで、はじめてどの国の言葉を選ぶべきかが決定されます。株価分析エンジンV3は、情報提供対象を個人のみならず、機関投資家やプロフェッショナルにまで拡大。証券会社が発行するレポート形式で配信を行うとともに、英語、中国語等の多言語化を実行。さらに海外で注目度の高いバリュエーション手法を取り込み、トムソン・ロイター等の世界的大手情報ベンダーを通じた全世界への多言語配信を実現しました。解析対象の銘柄も海外銘柄にまで広げ、現地のユーザーのみならず外国株に興味のある国内ユーザーや、外国株の影響を受けやすい国内銘柄をウォッチしているユーザーまでを対象に、当社が伝えるべきと考える価値を世界中の人々に対し、それぞれの言葉で、そして適切なフォーマットで伝える道を歩み始めました。
  • 相場概況エンジンV2/2016~
    決算情報エンジンV1で取り組んだ、“たくさんの人が注目するニュースを優先的に書く”のではなく、“伝えるべきことはすべて必ず書く”を相場概況にも拡大。東証一部市場だけを扱っていた相場概況の自動生成を、東証二部市場や新興市場でも開始しました。見逃されがちだった周辺市場での変化を確実に捉え、ニュースとして伝える仕組みを構築しました。
  • 決算ビジュアル化エンジン/2017~
    情報を伝えるための手段は文章だけではありません。株価分析エンジンV1のリリース時から取り組んでいた、文章とともにグラフを生成し、分かりやすく伝えるということを突き詰め、文章ではなくビジュアルを中心にして決算を伝えることに取り組みました。ビジュアル化にあたって評価アルゴリズムをゼロから見直し、“重要なポイントがひと目で分かる図解”を生成するロジックを構築。また、ビジュアルに組み合わせる文章も、まとまった文章で解説する記事スタイルの文章生成から、短文で伝えるべきことを伝えるキャッチフレーズスタイルに変更しました。
  • 野球戦評記事生成エンジン/2018~
    (株)朝日新聞社と共同開発で実現したエンジンです。(株)朝日新聞社が長年の取材で得た膨大なデータの分析結果を、当社が金融・経済分野の自動生成記事開発・運用で培ったデータ解析と文章生成技術に適用し、記者に倣った記事を書くことが可能となる文章生成ロジックを共同で作り上げました。

MINKABU THE INFONOID

まとめ

上場後の初値は公募価格1,050円に対して、1,400円が付きました!