【株式会社ユーグレナ】成長可能性に関する説明資料(2012年12月20日)

株式会社ユーグレナの成長可能性に関する説明資料です。

主幹事証券会社 SMBC日興証券
証券コード 2931
東証マザーズ 2012年12月20日 – 2014年12月2日
東証1部 2014年12月3日 –

成長可能性に関する説明資料

目次

会社概要

会社概要

2005年の設立、IPOまで7年です。

東京大学発のベンチャー企業なので、まだ本店は東大アントレプレナープラザにあります。

ユーグレナ研究のきっかけ

ユーグレナ研究のきっかけは、創業者の出雲社長が大学時代に行ったバングラデシュにて栄養失調の問題を目の当たりにし、それを解決するために栄養豊富な食料を作ろうと考えたため。

世界初、ユーグレナの大量培養技術の確立

2015年12月に世界で初めて、東京大学を中心とした藻類研究を実施する大学と連携し、ユーグレナの大量培養の技術の確立に成功。

事業概要

微細藻ユーグレナとは

微細藻ユーグレナはとは和名「ミドリムシ」。

ユーグレナ大量培養技術を中心とした事業展開

  • エネルギー・環境事業
    • 燃料開発
    • 飼料開発
    • CO2固定化技術開発
    • 水質浄化技術開発
  • ヘルスケア事業
    • 機能性食品
    • 化粧品

ヘルスケア事業

ヘルスケア事業のモデル

ヘルスケア事業はミドリムシを活用した食品、機能性食品、化粧品など自社商品、OEM、原料などの形式で販売しています。自社商品はミドリムシを利用した青汁タイプの「緑汁」を中心に自社サイトおよび全国の取扱店にて販売しています。また、B2BでのOEM提供ではサプリメントや化粧品を顧客企業の要望に併せた製品で供給しており、粉末原料は伊藤忠が販売を担当しています。

ユーグレナ食品の強み:栄養素

ユーグレナ食品の強み:パラミロン

パラミロンはミドリムシしか持っていない食物繊維の一種です。吸油性に優れており、難消化性であるため腸内で吸収されず、そのまま体外へ排出されます。パラミロンが腸内を通る際に脂肪やコレステロールを吸着しそのまま体外へ排出するため、それによる効能もユーグレナ食品としての特徴です。

ヘルスケア事業の強み:海外販売パートナー

世界各国への原料販売申請・販売体制構築など、国内に限らず伊藤忠商事が前線で活動する業務体制を構築しています。

ヘルスケア事業の強み:PR、メディア戦略

ミドリムシというキャッチーな名前に加え、ユーグレナの活動、ヘルスケア事業のブランド価値を構築する取り組み・コンテンツを通じ、メディアへの露出などを図り話題性のある商材としての価値を継続いたします。

エネルギー・環境事業

バイオジェット燃料(BJF)の研究、生産体制

全日本空輸、日本航空からの開発要望を受けたJX日鉱日石エネルギー並びに日立プラントテクノロジー及び当社は、バイオジェット燃料製造に関する共同研究を行っています。

BJF:微細藻類の中でユーグレナの優位性

BJF:政府の競争的資金による支援

有力企業、大学とのパートナーシップ

成長戦略

基本戦略:バイオマスの5F

ミドリムシの持つ、バイオマスとしての利用可能性は多岐に及んでいます。その利用可能性を重量単価(Kgあたりの売価)が高いものから低いものに順次参入していく戦略、これが「バイオマスの5F」です。

基本戦略:バイオマスの5F

バイオマスの5Fは「バイオマス生産コストの低減」と「バイオマス利用可能性の拡大、証明」の実現が重要な要素です。

成長戦略:安定したCF(キャッシュフロー)とアッパーサイドへの投資

業績見通し

業績見通し

申請期の基準で売上15億円、IPO後で22億円を見込んでいます。

業績見通しに関する注意事項

最後に

バイオテクノロジーで昨日の不可能を今日可能にする。

まとめ

上場後の初値は公開価格1,700円に対して、3,900円が付きました!