株式会社マネーフォワードの2017年11月期3Q(6月~8月)決算説明資料です。
主幹事証券会社 | SMBC日興証券 |
証券コード | 3994 |
東証マザーズ | 2017年9月29日 – |
2017年11月期3Q決算説明資料
IPO後初の決算発表
業績ハイライト
- 第3四半期累計売上高19.3億円、引き続き急速に増加。前年同期比;93.7%。
- 前年同期比で、PFMサービス+81.7%、MFクラウドサービス+108.4%と、両サービス共に累計売上高が大きく成長。
- 売上通期予想26.8億円の達成に向け着実に進捗。
- 広告宣伝費を除いた営業損失額は前年同期比で大きく改善。
トピックス
- 自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』利用者数550万人突破。
- 個人向け新サービス自動貯金アプリ『SiraTama(しらたま)』リリース。
- 企業間後払い決済サービス『MF KESSAI」を提供開始。
- 福井銀行、北洋銀行のお客様向けにカスタマイズした、『MFクラウド会計・確定申告』のリリースを決定。
- クラウドファンディング市場の拡大と、ユーザーへの新たな資産形成手段の提供を目指し、2社と資本業務提携を実施。
会社概要
Mission/Vision/Value
個人のお金の悩みや不安の解消、事業者の経営改善に貢献し、日本でNo.1の「お金のプラットフォーム」になることを目指しています。
Mission
お金を前へ。人生をもっと前へ。
Vision
すべての人の、「お金のプラットフォーム」になる。
Value
User Focus
Technology Driven
Fairness
主要サービス
個人向けのPFMサービスと、法人向けのMFクラウドサービスの2本立て。
PFMとは、Personal FInancial Managementの略称。
自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』
利用者は550万人。2017年の楽天リサーチ調べで、家計簿アプリ利用者の4人に1人が『マネーフォワード』を利用している。
メディア・イベント
詳しく捉えられがちなお金の話を、読者が自分事とすることを目的とした、くらしの経済メディア『MONEY PLUS』を運営。
FIntechサービスの提供
事業会社へAPIを提供。Yahoo!ファイナンスとの連携は、API提供の第1号案件として、2014年9月より提供開始。
MFクラウドシリーズ
法人向けのSaaS型サービスプラットフォーム。
MFクラウド会計・確定申告 / MFクラウド請求書 / MFクラウド給与 / MFクラウドマイナンバー / MFクラウド消込 / MFクラウド経費 / MFクラウドファイナンス
会計事務所様との強固なパートナーシップ
2017年6月実務経営サービス「会計事務所に対するクラウド会計ソフトに関するアンケート調査」によると、58.8%がMFクラウドを使用している。
2,400を超える会計事務所に利用してもらって、顧問先へのシェアを拡大している。
事業会社様とのアライアンス
多様な業種のリーディングカンパニーと提携し、さらなるシェア拡大へ
- ソースネクスト様
全国家電量販店でのクラウド会計・確定申告ソフトの提供 - USEN様
飲食店向け会計ソフトの提供 - エス・エム・エス様
介護事業所向けの会計ソフトの提供 - アスクル様
140万顧客へMFクラウドシリーズの提供 - ヤマト運輸様
ビジネス向け請求業務支援サービス「請求業務クラウドサポート」を提供 - 中部電力様
顧客へMFクラウドシリーズの提供 - 東急住宅リース様
不動産オーナー向けクラウドサービスを提供 - インベスターズクラウド様
不動産オーナー向けクラウドサービスを提供 - クレディセゾン様
セゾンコネクトAPIに完全対応
業績ハイライト
売上高
グループ売上高は前年同期の999百万円から、93.7増で倍に近い1,935百万円へ。
売上高
サービス別でも、PFMサービスが前年同期496百万円から901百万円へ81.7%増、MFクラウドサービスが前年同期494百万円から1,029百万円へ108.4%増と、共に大きく成長。
売上高推移
今期2017年11月期の着地は、前年同期比73.8%増の2,681百万円を見込む。
目次
3Q時点の達成率は72.2%。
営業損益
営業利益は前年同期△596百万円に対して、WEBプロモーションの先行投資で△720百万円。
広告宣伝費を除いた金額では、前年同期△261百万円から△5百万円へと改善。
営業損益進捗
今期2017年11月期の着地は、△995の営業利益の予想に対して、3Q時点で△720百万円。
PFMサービス
PFMサービスの収益構成
3Q時点の実績として、PFMサービスの売上構成は、『マネーフォワード』月額課金のプレミアム課金収入が42%、『MONEY PLUS』等のメディア/広告収入が24%、金融機関等利用者向けのBtoBtoC事業収入が34%。
PFMサービス売上高
PFMサービスで一番伸びているのは100.5%増のBtoBtoC事業収入だが、プレミアム課金収入も90.2%増と伸びている。
MFクラウドサービス
MFクラウドサービスの収益構成
3Q時点の実績として、MFクラウドサービスの売上構成は、MFクラウドサービスの課金収入が87%で、OEM提供等のアライアンス事業収入が13%。
MFクラウドサービス売上高
MFクラウドシリーズの課金収入が前年同期400百万円から897百万円で124.4%増と大きく成長している。
トピックス
トピックスハイライト
PFMサービス
- 利用者数550万人突破
- 『LINE Pay』とのAPI連携を開始
- 『Sira Tama(しらたま)』リリース
- 三井不動産お客さま向け専用家計簿を近日リリース
MFクラウドサービス
- 『MF KESSAI』を提供開始
- 福井銀行、北洋銀行のお客さま向け『MFクラウド会計・確定申告』のリリース決定
その他
- クラウドファンディング企業2社との資本業務提携
- TSUBASA Fintech共通基盤との連携による、北洋銀行、千葉銀行との参照系API公式連携決定(2018年春開始予定)
人生を楽しむ貯金アプリ『しらたま』
「日々の生活をもっと楽しく、ちょっとだけ贅沢に」というコンセプトの(しら)ずにお金が(たま)る自動貯金アプリ。
請求・回収等の管理業務代行サービス
「業務効率化」からさらに一歩踏み込み、「資金繰り改善」のための新たな決済領域でのソリューションを提供。
目次
福井銀行様、北洋銀行様と業務提携。金融機関のお客様の利用に伴い、さらなるユーザー基盤の拡大を見込む。
資本業務提携
CAMPFIRE、LIFULL Social Fundingと資本業務提携を実施。
中長期戦略・今後の展望
中長期戦略について
- 成長戦略
サブスクリプションモデルのため、中長期的なキャッシュフローの現在価値最大化を重視。 - 人財戦略
優秀な人財の採用および人財育成への継続的な投資。 - ブランド戦略
ブランド認知向上への投資、社会貢献とそれを支える企業文化の醸成。 - 様々な分野への貢献
Fintech領域や、テクノロジーの発展への貢献。
SaaSビジネスにおける広告宣伝費の回収モデル
WEBプロモーション等で獲得したユーザーがサービスを継続利用することにより、獲得した翌月以降は利益に貢献し、獲得コストも一定期間で回収される。
SaaSビジネスにおける新規営業人員採用のPLインパクト
受注した金額が利用期間に応じて月次按分され、売上として計上。積み上がった月次売上金額が、月次人件費を上回った以降は継続的に利益が発生。
成長戦略
- ユーザー基盤の更なる拡大
- ARPUの向上/マネタイズ力の強化
- 新たなサービスライン拡充
- データ活用による高付加価値化
成長戦略の進捗
個人、法人共に国内No.1シェアを確立すべく、ユーザー基盤を拡大。同時に収益力の強化を図る。
成長戦略の進捗
サービスラインナップを拡充。データを活用した付加価値の高いサービスの実現へ。
今後の成長戦略
MFクラウドシリーズの課金収入を継続的に伸ばし、新たなサービスライン、データ活用による新規事業でドライブしていく。